不要となった段ボールシートを処分する際に
とても便利な回収装置。シュレッダー(以下、SH
段ボールを砕いて、そのままカッターブロアー(以下、CB)へ流し込む
CBによって吹き飛ばされた段ボールの欠片達は
スパイラルダクト(以下、SP)で搬送され、サイクロン(以下、CY)までたどり着く。
そして、圧縮装置により段ボールは梱包され、リサイクルセンターへ回収されていく。
SHCBSPCY → ベーラー → リサイクルセンター
こんな流れですね。

今回の工事は、そのSHを別の場所に移設しましょう!という内容です。

何故移設するのかというと、SP内部で流れる紙が、頻繁に詰まっていたんです。
その度に、毎回、お客さんは天井裏に潜り緊急対処をしていました。
これがもう、トラウマになるくらい大変な事なので、おかしな話ですが
詰まるの前提で開発した分割ダクトも要所要所に取り付けてあります。

そして、紙が詰まる原因は分かっているんです。
CBからCYまでをつなぐSPの距離が長すぎる】です。
なので、工事の目的はSPの距離を短くし詰まりのリスクを限りなくゼロに近づける事
今現状の距離を発表します。
なんと、250m!!
「それって長いの??」と思う方は想像してみてください。
あなたは今、10m程のストローでマックシェイクを飲んでいらっしゃる。(数字に根拠はありません)
ちなみに、沖テック製カッターブロアーの最大スペックをここに記しておきます。((注)他社は違いますよ)

参考にどうぞ。(2022年6月現在)

〇エアーコンベアー系統・・・250m
〇シュレッダー系統・・・200m
〇コルゲータートリム系統・・・170m

これを超えると、回転数が高すぎて
インペラーの寿命が3~4か月と非常に短くなります。
あと、ベアリングも2~3ヶ月でぶっ壊れます。

今回の工事では、250mから30mになりました。
めっちゃ近くなりました。
もうこれで、天井裏での悪夢からは解放されました。